スマホの使い過ぎもリスクになる?
椎間板ヘルニアと聞くと腰の病気と思いがちですが、脊椎は頸椎から尾骨
まで背中を縦に通っているため首にも起こります。
肩や腕、手指などのしびれ、痛みのほか、さまざまな症状が出現します。
◆ 脊椎は椎骨といわれる複数の背骨がつながって構成されています。
個々の椎骨の間に挟まれているのが椎間板で、弾力性を持ち体の動き
に合わせて クッションの役割を果たしています。
椎間板ヘルニアは、この椎間板が何らかの原因で突出してしまうことで
神経根を 圧迫され、さまざまな症状が現れる病気です。
◆ 頸椎椎間板ヘルニアの場合は、肩や腕、手指、足のしびれや痛みが主
な症状。
首を後ろにしたり、横に傾けたりしたときに起こりやすいのが特徴です。
頸椎には7つの椎骨があり、それぞれの間を肩や腕に伸びる神経が脊
髄から枝分かれして出ています。
何番目の椎間板にトラブルがあるかによって、症状の現れる部位や現
れ方に違いが出ます。
◆ 上から4番目より下の椎間板が圧迫されると、肩から腕、手指に症状が
出ます。
3番目より上の場合は、後頭部の痛みなどが出現。
症状の程度は突出の度合いによって異なり、神経の圧迫が脊髄にまで
影響すると、手足の筋力低下
足のもつれ、歩行障害が出ることもあります。
◆ 年齢では30~50代に多くみられ、振り返りざまに首をひねったことが
きっかけになることもあれば首に負担のかかる姿勢での長時間の作業
やデスクワーク、ラグビーなど頸椎に負荷のかかるスポーツにより発症
することもあります。
当院の院長の私の場合は寝返るために枕から頭を上げた瞬間に激痛
があり、ヘルニアになってしまいました。(今は自分でエクササイズなどによ
り、改善してます。)
最近ではスマートフォンなどの使用時の悪い姿勢が原因と考えられる
ケースもあるようです。
◆ レントゲン写真を撮ると、正常ならきれいに前弯している頸椎が、ゆが
んでいたり、狭くなったりしている
部分が見られます。
通常はMRIで確定診断を行います。
◆ 治療は、痛みに対しては鎮痛炎症薬(内服・湿布)や神経障害に効果の
ある内服薬が用いられ必要応じて神経ブロック注射なども行われます。
頸椎カラーなどの装具で首を支えて保護する場合も。
これらの保存温存療法で症状が改善しなかったり、歩行障害などがみ
られる場合は手術が検討されます。
このように酷くなってしまえば、整形外科での治療が必要ですが、酷くな
る前であれば、カイロプラクティック施術で改善するケースが非常に多いで
す!
◆ 予防は首に負担のかからない姿勢が基本。
普段から背中を丸めていたり、腹ばいで本を読む、肩の特定側に鞄を
かけるといった姿勢は避けましょう。
お風呂上りなどに、首や肩の周囲をほぐして柔軟性を保つことも有効で
す。
定期的にカイロプラクティックの施術を受け、姿勢のケアや日頃からご自分で
姿勢を整える骨盤体操も非常に有効です。
当院ではご自身でのケア方法もアドバイスさせていただき、お通いの患
者さまはで多いのは、痛みも無く一ヶ月間お仕事や家事・育児を頑張ら
れたら、自分の身体にご褒にと予防来られる患者さまです。